ブー麻雀 【大阪旅行その3】




前回の続き

串カツで満腹になり、いよいよ目的のブー麻雀の店に突入します。

あなたも麻雀打ちなら、ブー麻雀という名前だけは聞いたことがあるんじゃないですか?
阿佐田哲也の小説「麻雀放浪記」に登場しますね。
私は中学生か高校生の頃に読んだきりなのですが、最近でも週刊少年マガジンで連載していた「哲也 ~雀聖と呼ばれた男~」などでご存じの方は多いかもしれません。
はじめに満貫の点数を持っていて、それが倍になるか誰かが飛んだら終了、というのは聞いたことがあったのですが、なにやら現代の麻雀とは全く異なるルールで行われているそうなのです。

Kさん「この業界にいるんだったら、一度は体験しといた方がええで」
ということで、ブー麻雀の発祥の地である新世界にやってきたわけです。
Kさんいわく、新世界界隈ではいまだブー麻雀が盛んで、ものすごい繁盛しているとか!!

そして着いたのが「ニューマルコ」というお店。

IMG_0065.jpg

勝ってうれしい、負けてくやしい

こんな看板掲げてるのは全国探してもここだけでしょう。
ブー麻雀を打つのは20年ぶりというKさんは、この看板を覚えていてここで打ちたかったそうです。

中をのぞいてみると、異様な雰囲気。
約20卓のうち、10卓が稼働し、そのすべてがブー麻雀。
そしてその客層は70代が中心・50代が超若手!!
もちろんメンバーさんもそのくらいの年齢です。

スーツ姿の30代二人が店内に入るやいなや、怪訝そうな表情のマネージャーが近づいてきます。

マネージャー「何しにきたんですか?」
Kさん「いや・・・あの・・・麻雀を・・・」
マネージャー「麻雀ってあなたねぇ、ここはあなたたちが来るようなところだと思ってきてるんですか?」

まぁ明らかに新規のお客様が入れるような雰囲気ではないですねw
しかしKさんが粘ってマネージャーと話をしたところ、何とか打たせてもらえることになりました。
どうやらルールを完全に把握していないと同卓した常連に迷惑がかかってしまうから嫌がられたようです。

Kさんはブー経験者ということで参加できましたが、全くのブー初心者の私は後見ならOKとのこと。
天鳳九段(上位0.04%)のこの俺様が、卓にさえつけない・・・だと・・・?

Kさんが案内された卓の面子は60代女性、60代男性、70代男性。
私はKさんと下家のおじさんの間から観戦しました(´・ω・`)
当然のようにルール表もルール説明も一切ありません。

卓を見てまず驚いたのが、点数ですね。
点箱には500点棒(赤)3本と100点棒(白)4本、20点棒(緑)5本の計2000点。
ブー皿と呼ばれるところに全員に見えるように置いてあります。

他にも挙げたらきりがないですが、説明されたことや気付いたことを・・・

・イーペーコーや三色はない。
イーペーコーや三色は新役(戦後に導入された役)と呼ばれ、採用されていないそうです。
ホンイツやチートイツはあるらしい。
何があって、何がないかはわかりません。
だってルール表ないんだもん。

・1翻縛りが無く、役無しでも和了れる。
Kさんの下家のおじさんが役無しで仕掛け始めるのを見て気づきました。

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これで和了れます。
仕掛け始めた時は「おいおい、おっちゃんwww」とか思ってたら、自分がm9でした(´・ω・`)

・点数計算が超特殊
2000点スタートからもわかるように、通常の点数計算ではありません。
普段の麻雀にある場ゾロ(バンバン)はありません。
上記のおっちゃんのアガリは220-340らしいです。
(一本場が300点?)
さっぱりわからんw
他にも、1260点やら1740点やら、よくわからない点数が飛び交います。
Kさんも言われるがままに点数をもらったり払ったりしてました。

・ マルエイ、マルビー、マルシー(Aトップ、Bトップ、Cトップ)
3人の持ち点を原点未満に沈めてトップを取ることをマルエイ、2人を原点未満に沈めることをマルビー、1人をマルシーといいます。
これによって支払いが変わってきます。
ちなみにこのお店のレートは700、700、900だそうです。
支払い方法もゲーム代もよくわからず、ここでも言われるがままのKさん。

・リーチ棒はない
Kさんがいつもの癖でリーチ棒を出そうとすると止められました。
リーチをするのに1000点出さなくてもいいんです!!
それでもいつもの癖で何度もリーチ棒を出してしまうKさん。

・流局してもノーテン罰符はなく、手牌の開示も必要ない
リーチをかけて流局しても、手牌を開ける必要はありませんし、ノーテン罰符もありません。
Kさんが帰りに「リーチをかけてもなかなか誰もあがらないんだよね」と言っていたのが印象的。
ブー麻雀ではツモアガリをしないとマルエイが取れないので、見逃すことが多くなってきます。
流局しても手牌の開示がないのでわかりませんが、出ても見逃しているんじゃないかと思われます。(リーチ後の見逃しツモ、フリテンリーチはなし)

・捨牌は一列に並べ、6枚切りはむしろマナ悪。
Kさんはきっちり6枚切りですが、他の方はみな一列に並べて捨てます。
ブウ麻雀ではむしろこちらが作法なのだとか!?

・条件によって出和了りできない
トップを取れないのに相手を飛ばせない?
また、飛ばす可能性のあるリーチがかけれない?
といったような制約があるようですが、最後までよくわかりませんでした。

ゲーム代は、沈んだ人間によって変わる?
いわれたままにやりとりするだけなのでよくわかりませんが、マルエイ、マルビー、マルシーでトップ者が払うゲーム代が変わるようです。

結局一時間半で、8ゲームをプレイしたKさん。
対局中はもちろんしゃべれないので、帰り道は二人で異世界の麻雀の話で盛り上がりました!!
Kさんはすっかりブー麻雀にはまったようですw

新世界では異様な盛り上がりを見せているブー麻雀ですが、現在では新世界に数店、全国(大阪)でも10店舗ないんじゃないかと、Kさんは言います。
お客様の年齢から考えて、今後20年くらいでなくなってしまうかもしれませんね。
というわけで体験するなら今ですよ!!

参考サイト:麻雀祭都「ブーマン由来記
おしまいったらおしまい。
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“ブー麻雀 【大阪旅行その3】” への4件のフィードバック

  1. たかあき より:

    ブー手ごわい。
    いつかは打ちたいと思っていたのですが、ここまで別物だったとは・・・
    ルール知りたい。。。

  2. taroo より:

    >たかあきさん
    手ごわいですよ!!
    私もここまで違うとは思ってませんでした!!
    誰かルール表作ってくれないかな(/ω・\)チラッ

  3. よ~みん より:

    古いところへお邪魔します。
    そのニューマルコで打つことのある40代半ばのおっさんです。
    私の(あまり使わない)ブログに大阪ブー麻雀の説明をしています。
    ロッキー堀江さんもいらっしゃいました。
    もしご興味があればどうぞ!
    「よ~みん ブー麻雀」で検索どうぞ!
    もし来られたらメッセージ残しておいてくださいね。

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