4つの戦略(1):無理して着順上昇を狙わず徹底したラス回避




まず始めに断っておきますが、これから紹介する内容は、鳳凰卓東南戦において私が実践した方針(戦略)になります。
必ずしも鳳凰卓東南戦(鳳南)の最適戦略とは限りませんのでご理解ください。

※前回の日記で「4つの方針」って書きましたが「4つの戦略」の方がいいかな?意味は同じだと思うけど。

十段以上のプレーヤーには色々なタイプがいますので、天鳳位、十段になる戦略は色々あるってことですね。
最近は独歩さんやshoot39さんと当たる機会が多かったですが、やっぱ打ち方全然違いますからねw
たまたまこの1000戦くらいがうまくハマっただけの可能性もあります。

そして、これらは七段~八段の時から実践していたものもあれば、九段を長期維持できなかった私が何とかしなければと思い、つい最近から実践し始めたもあります。
つまり七段配分だともっと最適な戦略があるかもしれません。

はい、それではいきましょう。


★1 無理して着順上昇を狙わず徹底したラス回避

天鳳界の英雄、ペチョーリンが言いました。
トップは奇跡。2着は大勝。3着は勝ち」だと。

「ラス回避」という言葉はすでに当たり前となっておりますが、これから挙げる戦略は基本的にはラス率を下げることを目的としたものです。
鳳南の九段配分をあらためて書きますが、「1着:+90p、2着:+45p、3着:0p、4着:-165p」となっています。
4着はトップ1回では取り返せない「大負け」なんですね。

これまで、オーラスで3着から2着や1着に浮上できるチャンスがあれば結構狙っていたものですが、その未練を断ち切りました。
いや、ほら「3着は勝ち」とは言っても30分以上戦って結局「0」ってやっぱ寂しいわけですよw
だからどうしても欲が出てしまう。

1つめの戦略はあなたもご存じの通りごくごく当たり前のことなんですが、これを徹底できるかどうかが肝になってきます。


■具体例



牌譜スマホ用牌譜


オーラス2着目でトップと10000点差。
2600オールでトップなのでめちゃめちゃリーチしたい局面です。

しかしながらダマ。
点差を見ないといけない相手はトップ目ではなくラス目なのです。

ラス目に対して条件を甘くすることは非常に良くないのですね。

現在の点差は6300点。
1000-2000だと親とは6000点差が詰まりますが、私がリーチ棒を出すことでラス目のラス抜けの条件が

直撃条件 3200 → 2600
出アガリ条件 6400 → 5200
ツモ条件 1300-2600 → 1000-2000

とかなりゆるくなる上に、リーチで無防備になってしまうのです。
※参考:「相手との点差表

さらに今回の例でいえば、親っかぶりで着順が落ちる可能性を高めてしまいます。
※3着目との点差が1300から300になるため、トップ目のアガリで落ちる可能性も・・・


これはちょっと極端な例かもしれませんが、基本的にラス目からはリーチが飛んで来るもんだと思って構えていました。

リーチのタイミングは非常にシビアになったと思います。
天鳳においてはリーチのメリットよりデメリットが際だちます。

昔は、「最終形だからリーチ」とか「オリないのでリーチ」とかよくやっていましたが、「1000点棒の価値」を再認識しました。
このあたりは「形式テンパイ」と同じく意識が変わった部分です。


さて、1着、2着への未練を断ち切った私ですが、その成績が以下になります。



22%台だったラス率が20%台になり、3着率が27~28%に上昇。
トップ率、2着率はそれほど変わりません。
ラス率が減ったおかげで安定段位は上昇しました。

ちなみに12月の158戦だけ見ると、トップ率が0.259で、連対率が0.506、ラス率は0.164
この成績で今月の安定段は12弱あります。
通常の麻雀であれば、体感的に言えば負けてるイメージですw
しかし天鳳では勝ちなんですね-。

17戦トップ無しだった時期(2着5回、3着11回、4着1回)があったんですが、我ながらよく我慢したなーとw
この方針でずっと3着になっていると、やっぱ途中でトップ取りたくなるんですよ。
今まではそこで我慢できなかったところで、我慢を徹底できたところが良かったと思います。

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“4つの戦略(1):無理して着順上昇を狙わず徹底したラス回避” への5件のフィードバック

  1. たなぎ より:

    はじめまして
    こちらでコメント残してよいものでしょうか
    十段おめでとうございます。
    自分もスタイル的には今のほかの十段よりtarooさんに近いと思うのでこれから参考にさせていただこうと思っています。

    ただ今回のケースに関してはかなりリーチした方が得なように感じます。

    今後もよろしくお願いします。よいお年を

  2. taroo より:

    たなぎさん、はじめまして!
    ありがとうございます!

    もしかしたら他の十段や天鳳位も曲げそうなんで、曲げた方がいいかも?と思いますが、スタイルチェンジの顕著な例ということで取り上げました。ご意見ありがとうございます!

    今後もお互い頑張りましょう!
    あ、スッタンは忘れませんよ?w

  3. アフリカ より:

    確かにペチョーリンが言った「トップは奇跡。2着は大勝。3着は勝ち」
    というのは天鳳では大事な格言だと思います。

    しかしこれはリーチしたいなぁ~
    でもしないほうがラス率は低まるということですね。

    • taroo より:

      リーチしても悪くは無いとは思います。
      私的にはダマにすることでラス率を10%から5%にするイメージですね。

  4. […] Check 格闘ゲームから学ぶシリーズ第2弾です。 「コンボ開発」とは、新しい連続技(コンボ)を発明することですね。 たとえば、新しい格闘ゲームが出たとして、トレーニングモードによる一人プレイで試行錯誤を重ねて、コンボを見つけるわけです。 そういった努力によって生み出された技は、「○○式」といったように開発したプレイヤーの名前を付けられます。 麻雀において考えてみると、たとえば安藤満プロの「亜空間殺法」、金子正輝プロの「牌流定跡」、土田浩翔プロの「トイツ打法」といったところは有名ですが、最近はこういった特徴的な戦術というものが少ないような気がします。 福地さんの「カンチャン即リー」 渋川難波プロの「魔神の読み」 堀内正人プロの「鉄鳴き」「オリハルコンチー」 などがそれにあたるでしょうか。 他には、最近ブロマガを始めた木原プロは、昔から意識しているように見えますね。 「抽選と選択」 「18分の1理論」 「10枚チンイツドンジャラ理論」 などなど。 こういうのは「言ったもん勝ち」みたいなところがあるので、麻雀プロの方にはどんどん開発していただきたいものです。 そういった戦術を開発する舞台として、格闘ゲームではトレーニングモードですが、麻雀ではネット麻雀(天鳳)がそれにあたるような気がします。 レベルが高ければ高いほど、舞台としてふさわしいでしょう。 で、僕もちょっとやってみたい新技を思いついたので、久しぶりに鳳南を打ったのですが、条件が限定的すぎて使いどころがありませんでしたw 戦術を開発する流れとしては、 新しい戦術を思いつく → 実際に試してみる → 牌譜をチェックして分析する → 問題点を修正していき、実戦で取り入れる という形になります。 「PDCAサイクル」とも言われますが、細かい話はまた別の記事で。 「4つの戦略」だったり字牌の切り順だったり、形式テンパイ取りなどは、こうして繰り返していくことでブラッシュアップしています。 今回僕が思いついたのは、真新しいものではないですが、天鳳においては有効かもしれないということで、試していこうと思います。 「taroo式」をお楽しみに!? […]

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