変化
- 2013年10月30日
- コラム
世界一のプロゲーマー・梅原大吾さんとポーカーの世界チャンピオン・木原直哉さん。
奇しくも2人の世界チャンピオンは麻雀に魅せられていた時期があります。
ここでは彼らの詳細は省きます。以下の記事に詳しく書いてあります。
・Chikirinの日記「プロゲーマー梅原大吾さんと対談しました」「と或るシンクロニシティ <1981年、北海道と青森>」「経験分野がぜんぜん違う人と話すってこと」「ほんとに論理的に判断して生きてる人っぽい」
梅原さんは2012年に「勝ち続ける意志力」、木原さんは2013年に「運と実力の間(あわい)―不完全情報ゲーム(人生・ビジネス・投資)の制し方―」を出版しました。
どちらの本も、勝負に勝つための思考法が書いてあるのですが、ある共通の言葉がキーワードとして登場します。
それは「変化」
梅原さんは、「勝ち続けるためには、常に変化し続ける必要がある」と、
木原さんは、「勝つためには対戦相手によってプレーを変化させる必要がある」と。
私は天鳳というラス回避が重要な特殊なルールの麻雀を長年打ってきて、数多くのプレイヤーを見て来ました。
それこそ、リアル麻雀で数多くの実績を残しているプロや、私の知人でリアル麻雀がとても強い人もいました。
しかし彼らの多くが、天鳳では実績を残せずに退場していきます。
退場していく人の麻雀を観戦してみると、天鳳のスピードに対応できない、押し引きに対応できないということがほとんど。
リアル麻雀をそのまま持ち込んでいて、変化しないまま戦いを続け、そして敗れていくのです。
また天鳳の戦術も年月とともに進歩しており、その中の戦い方であっても変化しているわけですから、その中で変化できない人も敗れ去っていきます。
これはなにも天鳳だけの話ではありません。
麻雀は「一発裏無し」や「赤無し」など様々なルールが存在しており、ルールによって戦術を変化させる必要があります。
一つのルールに特化させることも重要ではありますが、統一ルールの無い麻雀では、それだけで生きていくのは中々困難ですね。
自分を変化させることはとても怖いことですが、変化無くして勝つことはできません。
天鳳を打ち始めた私が徐々にアガリへの速度を上げて来たのは、以前ブログに書いた通りです。
参考:「4つの戦略(3):アガリへの速度をさらに加速させる2/2」
上記の本はこれ以外にも麻雀が強くなるヒントがたくさん掲載されていますので、是非一読されることをおすすめします。麻雀に関することも登場します。
また、二人は10月に新刊を出しました。こちらもオススメです。
勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)
東大卒ポーカー王者が教える勝つための確率思考
さて、実はもう一つ彼らには共通点があります。
それは、二人とも私が働いていた麻雀店のお客様だったことですw
何年も前からずっと見てましたが初めてコメントします(メンバーマニュアル持ってます!w)
たしか梅原さんは雀荘のメンバーもしてたんですよね
昔近麻で漫画化されてたような気がします
以前福地誠さんのブログで木原さん絡みでポーカーの記事があったときに木原さん本人がコメントしていましたが木原さんも麻雀する人だったんですね
ポーカーといえば協会の小倉プロも勝ちまくってるみたいですね
どんなジャンルでもプロというのは意識からして並じゃない気がします
記事とは関係ない話題で申し訳ないのですが麻雀王国の何切る問題は新着順に並び替えたりできないのでしょうか?
ランダム表示だと古い問題とか出てきて正直邪魔と感じてしまいます
コメントありがとうございます(*´ω`*)
梅原さんはメンバーしてましたね。その頃のことも本には書いてあります。近代麻雀の漫画は、当時のことではありませんでしたが。
木原さんも大学在学中に麻雀にハマッたそうです。
お二人ともとても強いですよ。
小倉プロも木原さんの本に登場します。
麻雀王国の何切るは新着順に並び替えることはできませんが、問題のURLの最後の数字が問題の番号になってますので、数字を変更すれば最新の問題は見られるかと思います。
お手数をおかけしますがよろしくお願いします。
おお!早速お返事ありがとうございます!その方法で利用していこうと思います
リアル系雀士が鳳凰卓を観戦した場合「この手をダマとか下手すぎw」とかありそうですね
ラス回避を最大にすると局収支に反したダマがどうしても多くなりますからね
そうですね。天鳳(特に鳳凰卓)ではラス候補を決めると戦いやすいので、出アガリ重視でダマにした方がいいケースが結構あるんじゃないかと思ってます。