ティーチングプロ




4月にASAPINさんの「超精緻麻雀」とネマタさん(福地誠さん編)の「勝つための現代麻雀技術論」いう2冊の本が出版されました。
二人はともにプロ団体に所属していない一般の方なのですが、どちらの本も発売前からAMAZONのランキング1位になり、発売後もすぐに増刷がかかるなど大変人気です。

これだけ話題になりますと、「麻雀プロしっかりしろよ!アマチュアに理論を追求した本を書かれてどうするの?」とか、逆に「プレイヤーとしてたいした実績が無い人が書いた本に説得力あるの?」「前提としているルールが極端すぎて自分のフィールドでは参考にならない」といった意見が聞こえてきそうです。

これらは実際、以前とつげき東北さんが「科学する麻雀」を出版した時にも言われましたね。


しかし、福地さんが「勝つための現代麻雀技術論」のまえがきでこう書いています。

「この本を作ってて、ほとほと感じましたよ。自分はプレイヤーだって。
麻雀の本をいっぱい書いてきましたけど、戦術の専門家ではなかったんだなって思います。
プレイヤーって、自分に必要なことしか考えません。
さらにぼくはA級ミスさえしなければいいというのが信条です。
でもね、理論家は違います。戦術の緻密化と体系化を限界まで推し進めるんですね。
今まで麻雀の本を書くのはプレイヤーの役目でしたけど、ネット時代になって、ついに独立した解説者が登場する時代になったのかと思ってしまいます。
こんなの実戦にどこまで活用できるんだよ……とは思いますけど、これが目指すべき姿でしょう。」


麻雀理論を研究する人=麻雀競技者(プレーヤー)である必要は全くない。
必ずしも競技プロが麻雀理論を研究する必要はないのかなと。
もちろん理論を理解することは当然なのですが、その理論を高レベルで実現することこそが競技プロなのだと思います。


たとえばゴルフを例に出すと、選手としてプレーするトーナメントプロと指導者としてのティーチングプロがいますね。
後者には、アマチュアに教える人はもちろん、トーナメントプロを教えるプロも存在します。
タイガー・ウッズのコーチだったブッチ・ハーモンとかデビッド・レッドベターとか、日本人でいうと内藤雄士とか谷将貴とかですね。
彼らはプレーヤーとしては自らのスイング理論を最大限に活用できませんでしたが、常に最新のスイング理論を研究し、ティーチングプロとしてトッププロにスイング理論を教えています。

ゴルフ以外のスポーツにもそういう傾向はあるかと思いますので、麻雀界においてもついに来たかという感じでしょうか。


今後もこういう傾向は増えていくかもしれません。
麻雀の研究が進むのはとても良い事だと思いますねー。
ただ、麻雀はあまりにも複雑で場合分けが膨大なので、実戦で活用するにはポイントを絞って研究する必要があるかもしれません。
たとえば、その選定はプレイヤーが行い、研究者にお金を払って牌譜の分析をお願いする、ということも考えられます。
研究者のためにも、プロの対局の牌譜がすべて同じフォーマットでデジタル化されるとか、ルールが統一されるとか、できればいいんですがねー。

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