麻雀のゲーム時間短縮は可能か?(4)




すっかり途中となっていた、麻雀のゲーム時間短縮について考えるコラム第4弾。

麻雀のゲーム時間短縮は可能か?(1)
麻雀のゲーム時間短縮は可能か?(2)
麻雀のゲーム時間短縮は可能か?(3)

今回は演出や運用面で時間短縮が可能になるかどうかを考えていきます。


1)放送時間を短く設定する


たとえば、プロ野球のテレビ放送ですと、18時試合開始ですが生放送は19時から21時までといったように、決められた時間内だけを放送するという中継があります。
ゴルフの場合は、たとえば2時間の放送時間があるので、最終組は13番から放送といったように途中からの中継だったりします。

麻雀においても、1日4半荘の全てを映さなくとも良いのではないか?
少なくとも、勝者が決まるところが映れば良いのではないか?

といったように、あらかじめ最も視聴者が飽きないと思われる放送時間(たとえば2時間)などに設定して見せるという方法もあるのではないかと思います。

しかし、早めに勝負が決まってしまう場合があるので、消化試合を放送することになってしまうのではないか?という問題もあります。
また、逆にマニア層は全ての対局を見たいと思うでしょう。
そのあたりのバランスは難しいですが、できれば放送時間外は牌譜でカバーするのが良いのではないかと思います。


2)マルチアングルで放送する


テレビや生放送の対局を見ると、普段の対局よりゆっくり打っているように見えると思います。
牌を手牌の上に乗せてから切ったりしていますが、あれはあえて1テンポ置いて切るためにそうしています。
というのも、普通のスピードで打ってしまうとカメラの切り替わりが早すぎて、視聴者が手牌を追うことが出来ないのですね。
しかし、このテレビ・生放送用のテンポのせいで、試合時間が長くなっているともいえます。

そこで、全員の手牌や捨て牌をいつでも確認できるようにしておくことで、プレイヤーが普段のスピードで打つことができます。
以前紹介したマルチアングル機能や、画面構成を工夫することで対応できます。
ただし、見せ方については視聴者の好みもありますので、まだまだ工夫が必要な部分だと思います。

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長時間放送は運営の負担も半端無く大きいんですよね・・・
全員の手牌を常時映すのはスイッチャーの負担を軽減する意味もあります。
スタジオ使用料やら人件費やら色々かかりますからね。


3)条件確認を無くす


最終戦のオーラスでは、条件確認の時間を取ることが多いのですが、これも時間が長くなる原因となっております。
オーラスだけでなく、条件があまりにも複雑なため、最終戦の一打一打に時間がかかるようになってきます。
また、目無しが放銃するわけにはいかない!ということで長考が多くなることもあるでしょう。

こういった勝ち負けの評価がシンプルになれば、時間短縮にもなります。

他にも、条件確認に自動計算ツールを使用したり、そもそも前回の記事で取り上げた点棒のデジタル化が実現できれば、この問題はクリアできることでしょう。

フリー雀荘において、点棒の進化によってオーラスの点数確認がなくなったことは、すでにスピードアップが実現されている事例ですね。

仮に外部ツールで条件確認をするのであれば、プレイヤーによる電子機器の持ち込みは不正防止の意味で不可の方が良さそう?
ならば、各プレイヤーにキャディー・セコンド的な人を帯同させ、条件確認させるのが良いのでしょうか?
ゴルフもキャディーがグリーンのラインを呼んだり残り距離を歩測したり、ボクシングであれば給水したり負傷の手当をしたりアドバイスをしたりなどありますので、そんなに不自然ではないと思うのですが。

そもそも、条件確認が必要無いルール(○勝した人が優勝など)にしてしまうという荒技もあるかと思います。
プロでさえも勝利条件を間違えてしまう、という複雑なルールは当然一般視聴者も把握できないため、そもそもルールとして採用しない方が良いのではないでしょうか。


4)持ち時間制の導入


ゴルフではスロープレーのペナルティがあり、違反した場合は罰則があります。

参考:「不当の遅延、スロープレー (ゴルフルール解説)

麻雀でも長考する人は多いので、導入してはいかがでしょうか?
あまりにも長考が目立つ人に対してイエローカードを提示し、その後は計測に入るとか?

他には、道具の部分にはなりますが、麻雀卓のサイコロ部分を4人用のチェスクロックにして一打切るごとに押していき、持ち時間が減っていくとか?
ちょっとプレイヤーは忙しいですかねw

個人的には短い思考時間で最適な打牌が出来る人こそプロといえると考えているので、早い打牌を心掛けていただきたいものです。


——————————————————————————

ここまで主にプロの対局や放送面からの視点で書いてきましたが、麻雀のゲーム時間の短縮を実現することは、麻雀店の営業にも影響があるでしょう。
麻雀店に「気軽に遊びに来てもらう」という目標に対して、「1時間だけ時間が空いたから麻雀店に行こう」というのは現実的ではないですね。
しかし1ゲームにかかる時間が短くなると、とたんに現実的になるのではないでしょうか?

ゲーム時間に関することだけでなく、他のレジャーに負けない工夫をしていかないことには、麻雀界の未来は・・・?
少しでもチャレンジしてくれるお店や団体が出てくることを期待します。

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“麻雀のゲーム時間短縮は可能か?(4)” への2件のフィードバック

  1. 囲碁ポーカー好き より:

    対戦型ゲームの生放送は一般の方から見て相当できるレベルの実力がないとずっと見るのは苦痛に感じる気がします
    ライト層はいいとこ撮りダイジェストで十分なのですけれど、そうするとマニア層からは強く反発されるのがネックですよね

    • taroo より:

      そうですね。実況・解説がうまくフォローできれば良いのですが、麻雀界はまだ対局の放送を開始して日が浅いので未成熟です。
      本文でも書きましたが、まずは全ての対局の牌譜を整理して公開するのが一番だと思います。生放送の整備はその後なのかなと。
      なんにせよ、各社・各団体が頑張って麻雀対局の放送が認知されてきたことは素晴らしいことです。そろそろ次のステージに向かっても良いのではないかと思います。

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